スプーンもこの技術で?初心者のための「鋳造(ちゅうぞう)」入門!
加工技術
2025.05.10 Sat
私たちが毎日使っているスプーンや鍋、時には自動車の部品までも…
それらの多くは、「鋳造(ちゅうぞう)」という技術によって形づくられています。

🏺 鋳造とは?
鋳造とは、金属をいったん高温で溶かしてから、型に流し込み、冷やして固める加工法のことです。
イメージとしては、「溶かした金属で型にチョコを流して固める」ようなものです。
この方法は、複雑な形や厚みのある部品を一体で作れるため、古代から現代まで幅広く使われています。
🍽️ カトラリーにも使われている?
スプーンやフォークなどのカトラリーも、鋳造で作られているものがあります。特に厚みのある高級カトラリーや装飾的な持ち手は、鋳造によって形作られることが多いです。
- 金属を加熱してドロドロに溶かす
- あらかじめ作っておいた金型(鋳型)に流し込む
- 冷えて固まると完成
- その後、表面を磨いて仕上げる
これが鋳造カトラリーの基本的な工程です。
💡 鋳造のメリット
- 複雑な形状でも一体成型できる
- 少量生産でも対応しやすい
- 丈夫で厚みのある製品が作れる
一方で、仕上げ加工や品質管理には高度な技術が必要になります。
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