Vol.2 図面がない部品を作る方法
コラム
「古い部品が壊れたけど、図面が残っていない」「仕入れ先が廃業して、同じ部品が手に入らない」——そんなとき、どうすればいいのでしょうか。
実は現物さえあれば、図面がなくても部品を再製造できる方法があります。
今回はその流れを、順を追ってやさしく解説します。
- 「図面がない」はよくある悩みです
- 現物から部品を再製造する3ステップ
- どんな部品でも対応できるの?
- 自社でやる?外注する?

「図面がない」はよくある悩みです
・仕入れ先が廃業して、同じ部品が手に入らなくなった
・海外から輸入していた部品が廃番になってしまった
・手作りで作った治具や部品を、同じものでもう一個作りたい
製造の現場では、こういった「図面がない部品をなんとかしたい」という相談は珍しくありません。
特に古い設備を長年使い続けている工場や、先代から引き継いだ機械を使っている中小企業ではよく聞かれます。
かつては「図面がなければ作れない」というのが常識でした。
しかし今は、3Dスキャンの技術を使えば現物から直接データを取り出し、図面を起こして再製造することができます。

現物から部品を再製造する3ステップ
流れはシンプルです。現物の部品さえあれば、以下の3ステップで再製造まで進められます。
完成品(現物)からさかのぼって設計データを再現するという意味です。
次回のコラム(Vol.03)で詳しく解説します。

どんな部品でも対応できるの?
基本的には現物がある部品であれば対応できますが、素材や形状によって得意・不得意があります。
| 条件 | 対応のしやすさ | 補足 |
| 金属部品 (鉄・アルミ・銅など) | ◎ 得意 | スキャン精度が高く、そのまま加工データに落とし込みやすい |
| プラスチック・樹脂部品 | ○ 対応可 | 素材の経年変化(収縮・変形)に注意が必要な場合がある |
| 曲面・複雑形状の部品 | ◎ 得意 | 3Dスキャンが最も力を発揮する場面。手測定では再現困難な形状も対応可 |
| 透明・光沢のある部品 | △ 要相談 | スキャン前に表面処理(粉末スプレーなど)が必要な場合がある |
| 極小部品(数mm以下) | △ 要相談 | スキャナーの精度限界により、別途精密測定が必要な場合がある |
| 現物が破損・変形している | ○ 対応可 | 破損部分を補完・修正した上でデータ化することが可能 |
「この部品、対応できるかな?」と思ったらまず相談してみてください。
現物の写真を送っていただくだけで、おおよその判断ができます。

自社でやる?外注する?
3Dスキャンの機器は年々手頃になってきていますが、それでも精度の高い機種は数百万円〜の投資が必要です。
また、スキャンデータをCADデータに変換する作業には専門的な知識と経験が必要です。
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
| 外注する | スポット的に依頼したい/初めて試したい | 費用は都度かかるが、初期投資ゼロ・すぐ始められる |
| 機器を導入する | 依頼頻度が高い/社内でデータ管理したい | 初期コストと習熟期間が必要。CAD人材も必要 |
| レンタルを使う | 一時的に大量スキャンが必要な場合 | 機器操作の習熟が必要。CADデータ化は別途対応が必要 |
「まず1個だけ試してみたい」という場合は、外注が最もハードルが低い選択肢です。NONSTOPでは1点からご相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

- ✔図面がなくても、現物があれば3Dスキャンで再製造できる
- ✔流れは「スキャン→CADデータ化→加工」の3ステップ
- ✔金属・複雑形状は得意。透明・極小は事前相談がおすすめ
- ✔スポットで試すなら外注が最もハードルが低い

まずはお気軽にご相談ください。見積もり・ご相談は無料です。
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