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Vol.4 3Dスキャンと3Dプリントの違い入力と出力、何が違う?

コラム

2026.04.22 Wed

「3Dスキャンと3Dプリント、なんか似てるよね」——実はこの2つを混同している方はとても多いです。

名前が似ているだけで、やっていることはまったく逆。今回はこの違いをスッキリ整理します。

📋 この記事の内容
  1. 一言で言うと「入力」と「出力」の違い
  2. 3Dスキャンとは(おさらい)
  3. 3Dプリントとは
  4. 比べてみるとこんなに違う
  5. 2つを組み合わせると最強

一言で言うと「入力」と「出力」の違い

混乱する原因は「どちらも3Dに関係する技術」だからです。でも方向がまったく逆です。

📥
INPUT
3Dスキャン
現実のモノをデジタルデータに変換する技術。「現実→データ」の流れです。
現物 → デジタル
📤
OUTPUT
3Dプリント
デジタルデータから現実のモノを作り出す技術。「データ→現物」の流れです。
デジタル → 現物
💬 カメラとプリンターで考えると ・カメラで写真を「撮る」のが3Dスキャン。
・プリンターで写真を「印刷する」のが3Dプリント。
どちらも「写真(データ)」を介しているけれど、やっていることは逆ですよね。3Dの世界も同じです。

3Dスキャンとは(おさらい)

Vol.01でも解説しましたが、3Dスキャナーはレーザーや光を使って現物の形状を数百万点の座標データとして取り込む機械です。

取り込んだデータはCADソフトで編集したり、図面を起こしたり、3Dプリントのデータとして使うこともできます。
あくまでも「データを作る側」の技術です。

1
図面のない部品のデータ化
現物をスキャンして3DデータやCAD図面を作成。廃番部品の復元などに活用。
2
寸法検査・品質管理
設計データと実物を照合して、製品のズレや変形を検出。
3
改造・改良のための形状把握
既存設備の形状を正確にデータ化して、新しいパーツの設計に活かす。

3Dプリントとは

3Dプリントは、3DデータをもとにABS樹脂・ナイロン・金属粉末などの素材を積み重ねて立体的なモノを造形する技術です。「積層造形」とも呼ばれます。

金型を使わずに複雑な形状を作れるため、試作品の製作や少量生産に特に向いています。

ただし、大量生産や高い強度が必要な部品には向いていない場合もあります。

💡 ポイント
3Dプリントは「何でも作れる魔法の機械」ではありません。素材・精度・強度に制限があります。
NONSTOPでは用途に合わせて3Dプリント・切削加工・プレスなどを使い分けています。

比べてみるとこんなに違う

比較ポイント 3Dスキャン 3Dプリント
やること 現物→データに変換 データ→現物を造形
方向 INPUT(取り込む) OUTPUT(出力する)
必要なもの 現物の部品・製品 3Dデータ(STLなど)
できるもの 3Dデータ・図面・CAD 樹脂・金属などの立体物
得意な用途 測定・復元・検査 試作・少量生産

2つを組み合わせると最強

3Dスキャンと3Dプリントは逆方向の技術ですが、組み合わせることで大きな力を発揮します

1
廃番部品を復元して試作する
現物を3Dスキャン→データ化→3Dプリントで試作品を出力。
実際に取り付けて形状を確認してから、本番の加工に進めます。
2
改良品をすばやく検証する
既存製品をスキャン→改良部分をCADで設計→3Dプリントで試作。
金型を作る前に形状・フィット感を確認できます。
3
カスタム部品をぴったり作る
取り付け先の形状をスキャンして正確な寸法を把握→ぴったりフィットするカスタム部品を3Dプリントで製作。
💡 NONSTOPではこの組み合わせに対応しています
3Dスキャン→データ化→3Dプリント(試作)→切削加工(本番)まで、一貫してご依頼いただけます。
「まずスキャンだけ」「試作だけ」という部分依頼もOKです。
まとめ
今回のポイントをおさらい
  • 3Dスキャンは「現物→データ」の入力技術、3Dプリントは「データ→現物」の出力技術
  • カメラとプリンターの関係と同じ、方向がまったく逆
  • 3Dプリントは試作・少量生産に向いているが万能ではないく
  • 2つを組み合わせることで、復元・試作・検証をスピーディーに進められる

まずはお気軽にご相談ください。見積もり・ご相談は無料です。

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