3Dスキャナーとは?製造業での使い方をやさしく解説
コラム
「名前は聞いたことあるけど、実際に何ができるの?」という方へ。現場のリアルな使い方をわかりやすくお伝えします。
📝この記事の内容
- 3Dスキャナーってどんな機械?
- 製造現場での主な使い方3パターン
- ノギスや三次元測定機と何が違うの?
- どんな職種で使われているの?

3Dスキャナーって、どんな機械?
一言でいうと、「モノの形をデジタルデータとして丸ごと取り込む機械」です。
普通のカメラが「色と明るさ」を2Dの写真として記録するのに対して、3Dスキャナーは「形と奥行き」を3次元の座標データとして記録します。
スキャンした結果は、パソコン上で360度自由に回転させたり、任意の場所の寸法を計測できる3Dデータになります。
ハンディタイプの機種なら、部品をターンテーブルに置いてスキャナーをぐるりと周回させるだけ。
慣れれば数分で数百万点ものデータが取れてしまいます。

- 光を照射🔦
レーザーや構造化光を部品に当てる - 反射を測定する
跳ね返った光から距離・形状を高速計算 - 点群データに変換
数百万点の座標情報を自動的にPC画面上に生成 - 3Dデータの完成
CAD・STLなどの形式で活用できる状態にし、ご依頼者様の希望するデータとして納品

製造現場での主な使い方 3パターン
3Dスキャナーは「何かを作る道具」というよりも、「現実のモノをデジタルに変換する道具」です。
だからこそ、使い道が非常に幅広いのが特徴です。代表的な3つのパターンをご紹介します。
🪛case1
図面のない部品を復元する
- 現物だけが残った部品をスキャンしてCADデータや図面を作成。
- 廃番部品や再製造や、老朽設備の維持管理に活躍します。
📐case2
製品の寸法に使う
- 設計データと実物を重ね合わせてどこが設計値からズレているかを色分けで見える化。
- 品質管理や工程改善に直結します。
🔨case3
改造・改良の設計に使う
- 既存設備に取り付けるブラケットや治具を設計するとき、現物形状から所為から正確に把握してから設計することで「干渉ゼロ」を実現します。

ノギスや三次元測定機と何が違うの?
「ノギスで測ればいいんじゃないの?」と思う方も多いと思います。確かに、シンプルな形状の寸法確認ならノギスで十分です。ただ、複雑な形状・曲面が多い部品になると、話が変わってきます。
| 比較ポイント | 3Dスキャン | ノギス・手測定 |
| 測定の仕方 | 全面体を一括取得 | 1点ずつ手で計測 |
| 複雑な形状・曲面 | 得意(アンダーカットも可) | 難しい・時間がかかる |
| データ化 | スキャンと同時に自動でデータ化 | 手入力・転記が必要 |
| 精度の目安 | ±0.05~0.1mm程度(機種による) | ±0.01mm以下も可能 |
| 導入コスト | 高め(機器購入or外注) | 低い |
💡ポイント
3Dスキャンは「すべてにおいて最強」ではありません。
シンプルな寸法確認ならノギスで十分です。
ただし「形状を丸ごとデータ化したい」「図面を起こしたい」「複雑な曲面を測りたい」という場面では、
3Dスキャンが圧倒的に効率的です。
用途に合わせた使い方が大切です。

どんな業種で使われているの?
3Dスキャンは特定の業種だけの技術ではありません。「モノを作る・維持する」に関わる業種であれば、ほぼどこでも活用事例があります。
🔶自動車・輸送機器:ボディパネルの検査、内外装パーツの逆設計、試作品の評価
🔶金型・プレス加工:型の摩耗確認、修正後の形状記録、金型の3Dデータ化
🔶食品・包装機械:廃番部品の複製、設備改造時の現物形状の把握
🔶建設・プラント:既設配管の3Dモデル化、新設設備との干渉チェック
🔶医療機器・福祉:人体形状に合わせたカスタム部品や装具の設計

まとめ
今回のポイントをおさらい
✔
3Dスキャナーは「モノの形をデジタルに変換する」道具
✔
図面の復元・寸法検査・改造計画など、製造現場での用途は幅広い
✔
複雑な形状の測定やCADデータ化において特に力を発揮する
✔
ノギス・三次元測定機とは得意分野が違うので「使い分ける」のが正解

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