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Vol.6 3Dスキャンの精度はどれくらい?用途別の目安をわかりやすく解説

コラム

2026.05.20 Wed

「3Dスキャンって精度はどのくらいなの?」というのはよく聞かれる質問です。
結論から言うと、機種・素材・用途によって変わります。
でも「だいたいどのくらいか」の目安を知っておくだけで、依頼するかどうかの判断がぐっとしやすくなります。

📋 この記事の内容
  1. 「精度」って何を指しているの?
  2. 3Dスキャンの精度の目安
  3. 精度に影響する3つの要因
  4. 用途別に必要な精度の目安
  5. 「うちの部品に使えるか?」の考え方

「精度」って何を指しているの?

まず「精度」という言葉の整理からはじめましょう。3Dスキャンの精度とは、「スキャンで取得したデータが、実際の寸法からどれだけズレているか」を示す数値です。

たとえば精度±0.1mmの場合、実際の寸法が100mmの部品をスキャンすると、データ上では99.9〜100.1mmの範囲で取得されるということです。

💬 精度の数字が小さいほど「正確」 ・±0.01mm → 非常に高精度(精密部品向け)
・±0.05mm → 高精度(一般的な機械部品向け)
・±0.1mm  → 標準精度(形状把握・図面化向け)
・±0.5mm以上 → 大まかな形状把握向け

数字が小さいほど正確ということは覚えておいてください。
ただし高精度なスキャンほど時間・コスト・準備が増えます。用途に合った精度を選ぶことが大切です。

3Dスキャンの精度の目安

NONSTOPで使用しているVL-800をはじめ、一般的な産業用3Dスキャナーの精度は±0.05〜0.1mm程度が目安です。機種・対象物・環境によって変わりますが、多くの製造現場のニーズに対応できる精度です。

ハンディ型スキャナー(一般品) ±0.1〜0.5mm
持ち運びやすく手軽に使える。大きめの部品や形状把握・試作用途に向いている。精密部品には不向き。
産業用ハンディスキャナー(VL800など) ±0.05〜0.1mm
製造現場での実用レベル。図面化・リバースエンジニアリング・品質検査など幅広い用途に対応できる。
高精度固定式スキャナー・CMM ±0.01mm以下
精密部品・航空宇宙・医療機器など高い精度が求められる用途向け。設備コストが高く、計測時間も長い。

精度に影響する3つの要因

同じスキャナーを使っても、条件によって精度は変わります。主な要因は3つです。

1
素材・表面の状態
光沢のある金属・透明な素材・真っ黒な素材はレーザーや光が乱反射・透過してしまい、データが取りにくくなります。その場合はスキャン前に専用の白色スプレーを塗布して対応します。マット系の金属や樹脂は比較的きれいに取れます。
2
部品のサイズと形状
小さすぎる部品(数mm以下)は高精度スキャナーでも限界があります。また、細い溝・深い穴・極端なアンダーカットはスキャナーの光が届かないため取得が難しい場合があります。形状が複雑なほど複数回スキャンして合成する工程が必要になります。
3
スキャン環境と操作技術
振動・強い外光・温度変化はスキャン精度に影響します。また、スキャナーを動かす速度・距離・角度も精度に関わるため、オペレーターの経験と技術も重要な要素です。

用途別に必要な精度の目安

「どのくらいの精度が必要か」は用途によって変わります。必要以上の高精度を求めると時間とコストがかさむので、用途に合った精度を選ぶことが大切です。

8
用途 必要な精度の目安 備考
形状把握・試作確認 ±0.3〜0.5mm程度でOK おおまかな形が取れればよい場合
図面化・リバースエンジニアリング ±0.05〜0.1mm程度 一般的な機械部品であればこの範囲で対応可能
品質検査・寸法比較 ±0.05mm程度 設計データとの照合には高めの精度が必要
精密機械部品・嵌め合い部品 ±0.01〜0.03mm 高精度機器または三次元測定機が必要な場合も
航空・医療・半導体部品 ±0.01mm以下 専用の高精度設備が必要。別途ご相談ください
💡 迷ったらまず相談を
「この部品の精度は足りる?」と迷ったら、部品の写真と用途を教えていただければNONSTOPで判断します。スキャン前に「この精度では対応できない」とわかった場合も、正直にお伝えします。

「うちの部品に使えるか?」の考え方

精度の話をすると「難しそう」と感じる方もいますが、実際の判断はシンプルです。

✅ こんな部品はほぼ対応できます ・一般的な金属部品(鉄・アルミ・銅・ステンレスなど)
・数cm〜数十cmサイズの機械部品
・±0.1mm程度の精度でよい図面化・形状把握
・複雑な曲面・アンダーカットがある部品
💬 事前に相談してほしいケース ・透明・鏡面・真っ黒な素材の部品
・数mm以下の極小部品
・±0.03mm以下の高精度が必要な場合
・深い溝・細い穴が多い複雑形状

「うちの部品はどうかな?」と思ったら、まず写真を送ってみてください。NONSTOPではスキャン前の事前確認を無料で承っています。

まとめ
今回のポイントをおさらい
  • 3Dスキャンの精度は±0.05〜0.1mmが一般的な産業用スキャナーの目安
  • 精度に影響するのは素材・サイズ・環境・オペレーターの技術
  • 用途に合った精度を選ぶことがコスト・時間の無駄をなくすポイント
  • 「使えるかどうか」迷ったら写真を送って事前確認するのが一番早い

まずはお気軽にご相談ください。見積もり・ご相談は無料です。

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