Vol.10 3Dスキャンが向いているもの得意・苦手を正直に解説
コラム
2026.07.15 Wed
「うちの部品に3Dスキャンは使えるの?」という疑問に、正直にお答えします。
3Dスキャンは万能ではありませんが、得意な場面はハッキリしています。
今回は得意な素材・形状と、苦手なケースをわかりやすく整理します。
📋 この記事の内容
- 3Dスキャンが得意なもの
- 3Dスキャンが苦手なもの
- 素材別・形状別で整理すると
- 迷ったらまず相談を

3Dスキャンが得意なもの
3Dスキャンが最も力を発揮するのは、「複雑な形状を正確にデータ化したい」「現物から図面を起こしたい」という場面です。
得意な素材
こんな素材は得意です
- 鉄・ステンレス・アルミ
- 銅・真鍮・鋳鉄
- マット系の樹脂・プラスチック
- 木材・石膏・セラミック
- 塗装済みの金属部品
得意な形状
こんな形状は得意です
- 曲面・自由曲面が多い部品
- アンダーカットがある部品
- 数cm〜数十cmサイズの部品
- 複雑な外形の機械部品
- 鋳物・鍛造品
💬 こんな部品はほぼ対応できます
・廃番になった機械部品(金属製・数cm〜数十cm)
・図面のない鋳物部品・プレス部品
・複雑な曲面を持つ自動車・設備部品
・手作りで作った治具・ブラケット
・図面のない鋳物部品・プレス部品
・複雑な曲面を持つ自動車・設備部品
・手作りで作った治具・ブラケット

3Dスキャンが苦手なもの
3Dスキャンは「光を当てて形状を取得する」技術のため、光が正しく反射しない素材や形状は苦手です。
ただし、多くの場合は事前処理で対応できます。
苦手な素材(要事前処理)
こんな素材は要相談
・透明・半透明の素材(ガラス・アクリル)
・鏡面仕上げ・光沢の強い金属
・真っ黒な素材(光を吸収してしまう)
・柔らかく変形しやすい素材
・鏡面仕上げ・光沢の強い金属
・真っ黒な素材(光を吸収してしまう)
・柔らかく変形しやすい素材
苦手な形状・サイズ
こんな形状は要相談
・数mm以下の極小部品
・深い穴・細い溝の内部形状
・非常に薄い板状の部品
・数m以上の大型構造物
・深い穴・細い溝の内部形状
・非常に薄い板状の部品
・数m以上の大型構造物
💡 苦手な素材も対処法があります
透明・鏡面・黒い素材は、スキャン前に専用の白色スプレー(スキャニングスプレー)を塗布することで対応できる場合があります。「うちの素材は大丈夫?」と思ったらまずご相談ください。

素材別・形状別で整理すると
まとめて表にしておきます。依頼の際の参考にしてください。
| 素材・形状 | 対応のしやすさ | 補足 |
|---|---|---|
| マット系のプラスチック・樹脂 | ◎ 得意 | 光の反射が安定しており最もスキャンしやすい |
| マット仕上げの金属(鉄・アルミ・銅など) | ◎ 得意 | 表面がマットであれば問題なし |
| 曲面・複雑形状 | ◎ 得意 | 3Dスキャンが最も力を発揮する場面 |
| 鏡面・光沢仕上げの金属 | △ 要処理 | 同じアルミでも表面処理次第で鏡面になる場合あり。 スキャニングスプレーで対応可能 |
| 透明・半透明素材 | △ 要処理 | スプレー処理で対応できる場合あり |
| 真っ黒な素材 | △ 要処理 | スプレー処理で対応できる場合あり |
| 数mm以下の極小部品 | × 要相談 | スキャナーの精度限界。 別途精密測定が必要な場合あり |
| 深い穴・細い溝の内部 | × 要相談 | 光が届かないため取得困難。 部分的な対応になる場合あり |

迷ったらまず相談を
「この部品、スキャンできるかな?」と迷ったときは、難しく考えすぎなくて大丈夫です。
部品の写真を送っていただくだけで、スキャン可否・必要な前処理・概算費用をお伝えできます。
✅ 相談前に準備しておくと話が早いもの
- 部品の写真(全体がわかるアングルで2〜3枚)
- 部品のだいたいのサイズ(縦・横・高さ)
- 素材(わかる範囲で)
- 何のために使いたいか(図面化・試作・検査など)
この4点があれば、初回のご相談でほぼ方向性をお伝えできます。
相談・見積もりは無料ですので、お気軽にどうぞ。

まとめ
今回のポイントをおさらい
- 金属・マット樹脂・複雑形状は3Dスキャンが得意
- 透明・鏡面・真っ黒な素材はスプレー処理で対応できる場合あり
- 数mm以下の極小部品・深い穴の内部は要相談
- 迷ったら写真を送って無料相談するのが一番早いく

まずはお気軽にご相談ください。見積もり・ご相談は無料です。
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